一般社団法人飯塚青年会議所が創立70周年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。
貴会議所におかれましては、昭和28年の創立以来“明るく豊かな社会”の実現を目指し、地域の特性を活かした「まちづくり」、郷土を愛する人材を育む「ひとづくり」を実践されるなど、地域の活性化に大きく貢献してこられました。
これもひとえに、歴代理事長をはじめ、役員並びに会員の皆様の熱意とご努力の賜物であり、深く敬意を表する次第であります。
さて、3年に及ぶ新型コロナウイルス感染症の影響により、私たちの生活や仕事の仕方は大きく変わり、市民の皆様も不安な日々を過ごすこととなりました。私たちは、まだまだ閉塞感のある経済や市民生活を立て直し、本市の未来に向けて着実に歩んで行かなければなりません。
このような中、青年会議所の皆様におかれましては、若さ溢れる情熱をもって飯塚山笠や震災における支援活動をはじめ、地域に根ざした活動を展開されておりますことは大変心強く、心より感謝申し上げる次第でございます。
加えて、今年度は新たな試みとして「ビジョナリーシティ会議」を設置し、この地域のビジョンを提言いただくとのことであり、非常に楽しみにしております。
貴会議所におかれましては、70周年の輝かしい節目を契機に、地域の先駆者として、若き英知と行動力を活かし、なお一層ご活躍されますことを心より祈念いたしまして、お祝いのことばといたします。
平成18年3月26日に1市4町(飯塚市、穂波町、筑穂町、庄内町、頴田町)が合併し、新しく「飯塚市」が誕生しました。面積213.96㎢、人口126,364人(令和2年国勢調査)で福岡県のほぼ中心に位置しています。南北に流れる遠賀川に沿って平野が広がり、東は関の山、西は三郡山地等に囲まれ、良好な自然が残されています。
主要幹線道としては、一般国道200号、201号、211号があり、福岡都市圏、北九州都市圏、筑後地区から車で60分圏内です。
JRは篠栗線、筑豊本線、後藤寺線が走っており、新飯塚駅から博多駅まで約40分、小倉駅まで約60分という利便性で、福岡都市圏、北九州都市圏への通勤、通学圏内になっています。
かつては、長崎街道の宿場町(飯塚宿、内野宿)として栄え、多くの人、物、情報がいきかう流通拠点として、また、日本経済の成長を支えた筑豊炭田の中心都市として、重要な役割を担ってきました。
長崎街道「シュガーロード」と炭都。砂糖の伝来と労働者に受け入れられ発展したお菓子文化により、全国的に有名な「千鳥饅頭」「ひよこ饅頭」「なんばん往来」などの銘菓が生まれたまちでもあり、令和2年度には「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」が日本遺産に認定されています。
近畿大学産業工学部、近畿大学九州短期大学、九州工業大学情報工学部の3つの大学が立地しています。3つの大学には約4,200人の学生と約450人の教職員がおり、学園都市を形成し、高度な研究開発や将来を担う人材の育成が行われています。また、理工系の大学の集積に加え、産業支援機関等が立地するポテンシャルを有しており、ベンチャー企業の育成や「産・学・官」の連携によるまちづくりを推進しています。
また、未来を担い、グローバル社会で活躍する人材を育成するため、小中一貫の9年間の連続した学びを進めるとともに、2016(平成28)年には米国サニーベール市と姉妹都市協定を締結し、市内中学生を中心とした国際交流を行っています。
「住みたいまち住みつづけたいまち」として選ばれるよう、魅力あるまちづくりを進めています。
カホテラス
ザ・リトリート
ボタ山
ゆめタウン
嘉穂劇場
旧伊藤邸
車いすテニス